2011年08月29日

「ひまわり」




《風と虹の谷の仲間たちへ》



ひまわりと言うと、私たちの世代はソフィア・ローレンと

マルチェロ・マストロヤンニの古いイタリア映画を

思い出して、胸の奥底にさざ波が立ちます。


戦争から帰らぬ夫を探して訪れたロシアの大地に、

狂おしいほどに咲き乱れていた、ひまわり。

ヘンリー・マンシー二の抒情的な音楽もよかったな。



「ひまわり」


たなびく夏雲に 秋の色がにじみ始め

太陽の光も真夏の猛々しさが消えて

日ごとにやわらいできた

それでも 野に吹く風に揺れながら 

地上の日輪のように咲き誇るひまわり


大きなハートのようなかたちをした

ひまわりの葉が揺れる様は 

まるで花のダンスみたい


夏の花 勇気の花は 愛の化身



ひまわりは 大地の汚染を浄化すると聞かされた

放射線で汚れた土をそのからだで

きれいにしてくれる

利他愛を実践するえらい花なのだ


その群れをよく見ると こんにちはをしてしまって

うつむいたままの 悲しげな姿の花もいる

でも ひまわりの種だらけの顔を ずーと眺めていたら

いとしくて 涙がこぼれた



 












  


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2011年08月27日

「小さないのちから大きないのち」





《風と虹の谷の仲間たちへ》



「小さないのちから大きないのち」


ひぐらしたちが 生命をかけて鳴いている

せつなく美しい声で鳴いている


〈わたしはここに いるんだよ

わたしはここで 生命の喜びで いっぱいだよ〉


十六羅漢を越えて吹く涼やかな風の中

夕陽せまる山のいただきで

瞳を閉じて 地球の生命を ただ思う


この星は人々の驕りと傲慢な欲のために

もう耐えられないほどに傷ついている





それなのに 深く なんと深くも ありがたい

こんなに静かで平安な山の風の中

木漏れ日を受け取り 満たされている


わたしは一人でいるけれど

切なくなるほどの天地の愛を感じている


蚊に刺された腕がかゆい

ごめんなさいと思いつつ つい蚊を潰してしまった

そのいのちの痛みが いつまでも胸に残って

後悔した・・・



  


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2011年08月26日

「語りつくせない花のいのち」




《風と虹の谷の仲間たちへ》


「語りつくせない花のいのち」


夕刻のさわやかな風たちが

楽しげに語っている


まるで夢の中のような

うす紅色の可憐な花々


わたしをここにいて吹く風とともに

幻の世界にいざなってくれる


天には鳳凰が浮かび

光の雲は 地球で生きる事の尊さを

わたしに知らせてくれる





花たちはこころになびく様にしながら

口元にそっとやさしく触れてくれた


奇跡のようなこの瞬間

宇宙の声を聞きながら目を閉じると 

地球の生命 万物の語らい

すべてここに融合して


わたしを幸せいっぱいにしてくれた


写真●上條光水さん(わたすげと遊ぶ蝶)
  


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2011年08月25日

「宇宙ホタルの遊泳」




《風と虹の谷の仲間たちへ》


「宇宙ホタルの遊泳」

無になって 無になって

ただ光へ帰る

閉じた心を開いて 聖なる光の

調べに遊ぶ


銀河の天使 宇宙愛に溶けて

神の心とひとつになって

根源の生命へ


ただ信じて 内在の神を知る





地球のここで 宇宙の神と心をむすび

感謝だけになる


心の声は宇宙にこだまし

地球にいる わたしの魂は歓喜して

すべての生命がひとつになるとき

この地上に殺生はなくなる

  


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2011年08月24日

「めがねがない!」




《風と虹の谷の仲間たちへ》


「めがねがない!」


めがねがなくなった

一日中めがねなしで生活した

外出も買い物も ぼやーっとした世界なので

不自由したし 何より疲れた

でも あらためて 見えることのありがたさを感じた


五体満足であることに もっともっと感謝をしたい

この今に生かされているありがたさが分かると

感謝のこころで いつも嬉しさで

自然と口元がゆるむようになる


朝起きて 日常の所作ができることの ありがたさ

会話をする家族がいることの 幸せ

愛する人とともに生きる 奇跡


たとえ視力が悪くても 見えることのありがたさ

耳が聞こえる 匂いが分かる

そして 毎日 発芽玄米と無農薬の野菜が

食べられることの幸せ


これ以上の幸せがあるだろうか

天然の綿と麻に身をつつみ 自然の息吹を感じて

生活が出来ることは まさに本当の贅沢な暮らし


まだ理想の暮らしからは程遠いけれど

でも今は これで満たされている


めがねをなくしたことで

忘れていた大切なことに気づかされた

「足るを知る」とは 頭ではわかっているつもりでも

生活の中で実感することはなかなか難しい


ありがとうの日々は 

神さまから与えられた 宝物


今は国難の真っ最中だけれど

明るく強く前を向いて 乗り切ってゆこう


己に与えられている数々の奇跡

天地の恩にこころから感謝し 

今この地球での生命を 生きる


  


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2011年08月23日

「夏の光の中で」



《風と虹の谷の仲間たちへ》



「夏の光の中で」


まこと 夏の光を求めて

地球の日々を 歩いている

こっちにぶつかり あっちにぶつかり

泣いたり 笑ったり

それでも少しずつ 進化している


太陽の光 月の光の恩恵をさずかって

天の力と大地の力に感謝して

生命の糧を与えていただき

オリオンの水に身を清め

祈りの力で魂は成長する


ほんとうに様々な人がいる

今日 出会った人々の顔 顔 顔・・・

みんな 真の光を求めている


宇宙を創った方は みんな愛しく 可愛くて

誰でも幸せになってほしい


地球で愛と光を求めて

神の子としての自覚ができるまで

この星の学びはつづく つづく

ありがたく 楽しく

「夏の光の中で」


まこと 夏の光を求めて

地球の日々を 歩いている

こっちにぶつかり あっちにぶつかり

泣いたり 笑ったり

それでも少しずつ 進化している


太陽の光 月の光の恩恵をさずかって

天の力と大地の力に感謝して

生命の糧を与えていただき

オリオンの水に身を清め

祈りの力で魂は成長する





ほんとうに様々な人がいる

今日 出会った人々の顔 顔 顔・・・

みんな 真の光を求めている


宇宙を創った方は みんな愛しく 可愛くて

誰でも幸せになってほしい


地球で愛と光を求めて

神の子としての自覚ができるまで

この星の学びはつづく つづく

ありがたく 楽しく

  


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2011年08月22日

「宇宙と遊ぶ」




《風と虹の谷の仲間たちへ》


NASA(アメリカ航空宇宙局)の組織に

ジェット推進研究所というのがあって、

いつも面白い宇宙空間の写真を公開してくれています。

スピッツアー宇宙望遠鏡で撮影した、あっと驚くような

美しく、かつ畏怖すべき天体の姿がホームページで

見ることができます。これを見るのが目下、

私の一番の楽しみ。アドレスは次の通りです。

http://www.spitzer.caltech.edu/







「宇宙に遊ぶ」


写真でみた宇宙の光が 瞳の奥にやきついて

思わず天を向いてみる

意識だけが なんだか軽くなって

大空を遠くつきぬけ 上へ上へと上昇する


限りなく美しい 無数の星たちの生命

地球とのかかわり 人類とのつながり

ひとつひとつに星のいのちが宿り

思いがあるだろう


戦うことを知らず 慈しみと愛いっぱいの

進化した神の人

わたしの内在するこころに 我と邪が消え

常のこころになったとき 

姿をみせてくれるね


やさしさだけになれたとき 

光の世界に遊んでいる



  


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2011年08月21日

「母親の微笑み」



《風と虹の谷の仲間たちへ》



ある母親の微笑みを見て

あんなやさしい 美しい笑顔で 毎日包まれたのなら

子供はみんな よい子になるだろう

わたしも 母の温かいまなざしにつつまれて

すくすく育った


弟が生まれたとき 病院にいる母親の手にまとわりつき

いっときも離れたくなかった 遠くて淡い記憶がある


母親の優しさと慈しみは 世界を変える

わたしは子供にとって 笑顔で思い出せる母親だろうか

完全な穀物菜食を守る頑固な母親になって いるのかな・・・


そのことでたくさん議論してきたから

わたしも泣いたし 子供も泣いてしまったことがある

普通の何でも食べるママになってほしい

と言われた事もある




それでもわたしは 生命を食べることが出来なかった

戒律でも欺瞞でもない ほんとうに生命がいとしくて

とても食べ物とは思えないから


ともにたましいの成長をめざす 地球の

かけがえのない仲間だから

きっといつの日か この思いもわかってくれる


わたしにとっては普通のことなの

どんないのちも いとしい 地球の宝もの

ありがとうだけの いのち






  


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2011年08月20日

《電車で出会ったおばあちゃん」




《風と虹の谷の仲間たちへ》



「電車で出会ったおばあちゃん」


ある日の電車で 

かわいいおばあちゃんが 私の前にちょこんとすわった

よく日焼けして しわしわのおばあちゃんは

おしゃれで 似合いの白い帽子を

ちょこっとかぶり キャベツを持っている

背筋は曲がっているけど 大股で歩ける




いったい どんな人生を送ってきたのだろう

キャベツを持って うちへ帰るのかな

こどもと お年よりは み~んな愛しく見える

その途中は?もいるけど


赤ちゃんで生まれて 年老いて 地球を去るとき

ああ 素晴らしい人生だったと

この地球に生まれてよかったと

感謝だけになれるといい


そして 自然栽培の野菜みたいに

カラカラに枯れて きれいに

宇宙にお返ししたいね


  


Posted by 本宮千照 at 08:34Comments(0)

2011年08月19日

「花から・・・」



《風と虹の谷の仲間たちへ》


「花から・・・」


花はいい そのものが神さま

濃くても淡くても すべていい


緑色した花はないけれど 生かし合いの色

ぜんぶが神いろの調和から生まれる


素のままの愛につつまれて

わたしはそこからの一点

宇宙のなかのきらめき


天にひろがって 宇宙へとつながり

生かされている 分け御霊


そう 生きとしいけるものは

天の神の子


人の胃袋を満たすために

殺してよい生命はひとつもない

と花はわたしに そっと告げた

  


Posted by 本宮千照 at 08:53Comments(0)

2011年08月18日

「月の子」



《風と虹の谷の仲間たちへ》



「月の子」


今日の夜は ただ平安で

朧月夜に照らされて

見つめている瞳は あどけない


「まま 月見て書いたらいいよ」と

こどもに誘われて 真夏の夜の

おだやかな月がぽっかり


こんな涼やかなこころで

こんなにやさしい月を愛でるのは

たったいまの奇跡


観世音のひびきに包まれ

闇にゆるやかに流れゆく


背伸びしてつるしたラベンダーに

顔をうづめて 寝床に一人で入り

わたしが来るのを眠らずに待つ子


いま 存在そのものが

天くだりの 月からの天使

  


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2011年08月17日

「玄米むすび」



≪風と虹の谷の仲間たちへ≫


「玄米おむすび」


かたちあるものをつくる

生命を吹き込む

愛もってつくりあげたものには 

生命が宿る


愛と感謝の玄米むすび

食べれば とたんに

からだに ぐっと元気がでる


大地と水と光の恵みを

じっくり味わう

よろこんでくれる人に 届けたい


神ながら 霊性をととのえる

やまとの食べもの


食べた人の元気を祈る

ありがとうで にぎり むすぶ

幸せいっぱいの 玄米むすび


もう殺す必要もない

これでいっぱいの ありがとうを

  


Posted by 本宮千照 at 10:03Comments(0)

2011年08月16日

「千手観音さま」



《風と虹の谷の仲間たちへ》


飯能の山里は朝夕が涼しくなってきました。

久しぶりに猛烈な夕立が降って、畑の野菜たちの喜ぶまいことか。

そして朧月夜。そのかわたれ時、秋の気配を秘めた風が、

人々の胸を騒がせるように吹いていました。



「千手観音さま」


夕刻 かみなり去って 

雨上がりのこころに 美しい太陽が突然あらわれ

雲のまにまに 天へ 天へと

思いっきりの御光をのばして 夕刻の

闇にゆっくりと去っていった


地球の子であるわたしは 宇宙に思いを広げて

世界の平和を祈る


木々の枝枝が 千手観音の手となり

天に祈りを 届けてくれる


  


Posted by 本宮千照 at 11:09Comments(0)

2011年08月15日

「オリオン星雲と水」




《風と虹の谷の仲間たちへ》


こどものころも、大人になってからも、

水って不思議な物体だなあ、といつも思ってきました。

どうやったらこんな面白いものができるんだろう、

だれかが作ったんだろうか・・・。

何十億年もたってるのに、地球の水は古くなったり、

なくなったりしないんだろうか・・・。


そんな素朴な疑問に、ある日、とんでもないところから

とんでもない答えが発信されて、目からうろこが落ちるような

体験をしたことがあります。「やっぱり、そうだよね・・・」と

長年の疑問に合点がいったのでした。


それは、

NASA(アメリカ合衆国・航空宇宙局)という政府機関が、

とんでもない調査発表を世界中のマスコミに流したのです。


それも動画付でしたから、とてもリアルな情報です。

NASAいわく、

「われわれの地球の水は、オリオン星雲のある所で生成され、

日々、供給されているらしい」

オリオン星雲を調査しているチームは、先頃、

「星雲のある所から地球に向けて、直径約500メートルの巨大な

氷のボール状のかたまりが大量に飛来しているのを確認した」

というものでした。

また、この氷のボールは、

「オリオン星雲の中から飛来していることから、

同星雲は地球の水の供給源なのではないか」

ともありました。





発表に添付されたその模様のアニメ動画はよくできていて、

宇宙の真っ暗なある空間から、氷でできた大きなボールが

地球の成層圏に飛んできて、地球の空気に触れて溶けてゆく映像が

流されました。


あっと驚きの映像です。NASAがこんなこと発表していいの、

と思わずにはいられません。彼らは、この氷のかたまりを

「SNOW BALL(スノー・ボール)」と表現していました。


私にしてみると驚天動地の報告でしたが、日本のマスコミでは、

新聞の夕刊にちょこっと載っただけで、ほとんど無視された

かたちです。NASAのホームページからも、2~3日で

削除されていました。


NASAが「フォトンベルトの存在映像」を発表したときも

そうでしたが、気骨があるというか、ちょっと変わった科学者は

どこにでもいるものです。こんなこと発表したら、

いろいろと差し障りがあるだろうにな。


これは、いまから10年前頃の出来事でした。

  


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2011年08月14日

「ひぐらし」




《風と虹の谷の仲間たちへ》


今日はお盆です。わたしも実家へ里帰りです。

実家と言っても、同じ埼玉県の春日部です。お土産には、

今朝とった菜園の大根。農薬はもちろんのこと有機肥料も何にも

使わず、もみがら炭と腐葉土だけをちょこっと与えて育てた野菜。

なりは小さいけれど、これがめっぽうおいしいのです。


大根おろしにするとひりひり辛くて、味噌汁の実は甘く、

煮付けると大根本来の味が楽しめます。40センチくらいの深さが

確保できれば、マンションのベランダで簡単に作れてしまいます。

みなさんも育ててみてはいかがですか。


この野菜のおいしさのポイントは、タネが固有種だということ。

スーパーや自然食品店などで売られている野菜は、ほぼ100%

がF1種のタネで育てられています。F1種は実っても

一代限り、野菜のいのちがつながらないようになっています。

理由は、穀物メジャーと呼ばれる巨大な農作物生産会社が

タネの販売ビジネスで儲かる仕組みになっているから。


日本の農協も、一種の穀物メジャーと言ってよいかも

しれません。戦後、農協が巨大化する過程で、全国にあった

町のタネ屋さんを駆逐してしまったからです。農家は

農協からタネを買わざるを得ないようになりました。


一代限りの野菜や米は、世代をつないで子孫を残せない

のですから、空疎な作物となり、エネルギーの低い実を付け

ます。当然、味も頼りなくおいしいわけがありません。

こんな作物を日本人は約60年間も食べ続けてきました。


ただ、固有種の野菜の実は形も不ぞろいで、いわゆる規格外

のものがほとんどです。でも中身が違います。子孫を永遠に

つないでゆけるから、野菜が生きている!



「ひぐらし」


ひぐらしは美しい声でひとなきしたら

その生命はすぐに終わってしまうと聞かされた


さざめく ひぐらしたちの声を聞いた

ひぐらしのいのち精一杯の美しい声を

こころを澄まして ありがとうで聞いた


生命は無数にあるけど 

ひとつひとつが大切 全部が大切

いままで さりげなく聞いていたひぐらしの声も

これからは わたしも生命をかたむけて

そのいのちの声を聞こう




  


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2011年08月13日

「丹生樹・たんじょうじゅ」



風と虹の谷の仲間たちへ



散歩が日課のようになっていて、外歩きのできない日は

忘れ物をしているようで、何となく気持ちがおさまらない。

「さて今日は、どこを歩こうかな・・・」家事の段取りや

進行具合と相談して、うきうきしながら出かけます。


時分どきなら塩結びをひとつふたつにぎって、散策の途中で

いただくのが何よりの楽しみ。おなかも落ち着いたら、

やおらノートを取り出し、このブログ用の散文やら詩のよう

なものを木陰でまとめる・・・と、まあこんな調子なのです。


今日は、飯能市内の「丹生神社・にうじんじゃ」。

「諏訪八幡神社」とも呼び、八百万のいろんなかみさまが

おわします。丹生といえば丹生都姫(にうつひめ)。

姫は水や土、縁結びのかみさま。やはり、吉野にある

世界遺産の「丹生都姫神社」の末社だそうです。


境内には「丹生樹・たんじょうじゅ」と呼ばれる大きな

樫のご神木が、大地を手づかみするような立派さで

夏の青空にそびえています。





「丹生樹・たんじょうじゅ」


土と水と縁結びのかみさま

大地に根を張り こけむして 

地球の中心とつながり息をする

わたしとつながり いま ひとつになった


やさしさの地で 地球を憂いて

どうしよう・・・ どうしよう・・・


〈生きるしかないよ すべての生命とつながって

ありがとうで 生きるしかないよ

そうすると 幸せな人生を送れるよ

地球とはなれずに 地球にしっかりありがとう

地球をいつも抱きかかえよう 生きている限り〉


セミたちの大合唱と紳気をのせて吹く風

突然の雨に濡れながら 丹生樹が地球をたたえる


〈この瞬間をともに生きる いとしい魂の友よ

世界が平和であるように

宇宙の中の 地球の中の 日の本

いまこそ大和の魂 よみがえれ

ここに生き合う まことの意味を知ってほしい〉





  


Posted by 本宮千照 at 09:32Comments(0)

2011年08月12日

「宇宙はひらく」



風と虹の谷の仲間たちへ



ここ数日間の晴天と暑熱で我が家の小さな庭の畑は、

かぼちゃの黄色い花が一斉に開花して、それをめがけてミツバチや

土蜂たちがせっせと飛び交っています。そこに、アキアカネと

こめつきバッタが加わって、それはそれはにぎやかです。


立秋も過ぎたあたりから山里はもはや秋の気配が漂い、今朝は

涼しいくらい。ツバメたちも南の国へ引っ越してしまったのか、

いつの間にか見かけなくなりました。


移り行く時が演出してくれる自然の物語は、見ていると

飽きることがありません。もうあと幾日かすると満月。

ことに宵入りの月が透き通っていて、白銀の美しさです。





「宇宙はひらく」


宇宙に向かって 手を広げてありがとうを言うと 

気持ちがいい やさしいこころで眠ることができた朝は

また ありがとうのこころを呼ぶ


ありがとういっぱいで 暮らしたい

いま 出てくるこころで未来が変わる

いっとき いっときが 神さまのお手配のなか 生かされている


でも 人生を決めてゆくのは 

己のこころの ありがたい次第

天に向かってこころを開き 地球で生きる

いのちの仲間たちの 声を聞こう

宇宙はひらく


  


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2011年08月11日

「かもしかと出会った」



風と虹の谷の仲間たちへ



「かもしかと出会った」


木々の葉がさわさわとそよぎ 森の風と虫たちの合唱の中

かもしかと目が合った 彼はじっと私を見ていた

互いに見つめ合う よろこび 感動した


ひとつの生命 私は日本の森の中 

かもしかも ひとつの生命 見つめ合ったとき 

静かにかもしかの生命とつながっていた


そして かもしかのやさしい瞳に 胸をうたれている

人よ これ以上地球の生命を殺さないで

森をいじめないで どちらも大切ないのち




「かぶとむしと遊んだ」


生まれたての かぶとむしが遊びに来てくれた

あまりにかわいいので手のひらに乗せた

胸元にはわせていると目が合う 小さな瞳が私を見ている


ああ つながっているなあ 生まれたての新しい生命

少しでも長く生きてほしいから 子供には内緒にしよう

しばらく頭をなでていた 立派な角だね


しばらく遊んだら 頭をぐっと持ち上げて

羽を広げて元気よく 青空へ高く高く飛んでいった

夏の終わりに また遊びにおいで


かぶとむし君のいのちが胸に熱く残った

ありがとう さようなら


  


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2011年08月10日

「わたしの安曇野」



風と虹の谷の仲間たちへ



中学生の子供と二人で安曇野へ出かけてきました。

かつて住んでいた所です。十数年振りの訪問になりました。

あまりのなつかしさに、行きの車中から落ち着かなくて、胸が

小さく波打っています。まだそのころは所帯を持っていたので、

主婦業の真っ最中でした。そのころの記憶のかけらが蘇ります。


変わってしまったところ、変わらず当時のままのところ、

それらに思い出がよりそって、安曇野を存分に楽しむことが

できました。



「記憶の中の森」


森のなか 日本のなか 地球のなか

ただひたすら静けさのなか

思い出のなか 記憶のなかの森

やさしさのなかの人々

みんな みんな 許されて 生かされている

いまも ほんとうに ありがとう

まにあううちに ありがとう



「穂高 養生園」


慈しみとやさしさに結ぶ食を求めて集う仲間の心地よさ

安曇野の遠い朝の記憶に引き寄せられて

はるかときを経て成長した息子を連れて

安曇野平野の土を踏み なつかしさに胸熱くなる


有明山が湧き上がる雲に見え隠れしながら

どっしりとその存在をわたしのなかに再びきざむ

ありがとう 日本のふるさと まだまだ元気な森

どうか このままでいて そして 

地球の生命よ よみがえれ



写真●上條光水さん(大町近郊の菜の花畑)



  


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2011年08月09日

「地球と・・・」



風と虹の谷の仲間たちへ


雨の降る日ばかりが続いたので、野菜や米が少し

弱ってきているようです。我が家の菜園のかぼちゃは、

なかなか実を結ばないし、実がついたかと思うと、

すぐにポロリと落ちてしまいます。


かぼちゃは「会津」と「日向」の二種類を栽培して

いるのですが、「会津」の方は開花しても、

いまだに実が一つも定着せず。プロの農家さんも

「今年は、だめだなあ。こう雨が多くちゃ・・・」。


しかし、訳もなく多量の雨が降るのではありません。

これだけ降らさないと、放射能に汚染された大地が

浄化されないから。いわば、除洗の雨なのです。


広島に落とされた原爆20個分の放射能汚染は、

容易にはぬぐえないのです。

辛抱しながら、浄化の雨に感謝です。

雨さん、ありがとう。




「地球と・・・」


地球に

生かされていることを

忘れた人々は

分離した魂は

欲の世界をさまよい 道を見失う


地球の生命に

愛と慈しみを忘れた人々は

ここでは生きていけないことになる


いまこそ

地球にありがとう

地球の生命に ごめんなさい

  


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