2011年08月14日

「ひぐらし」

「ひぐらし」


《風と虹の谷の仲間たちへ》


今日はお盆です。わたしも実家へ里帰りです。

実家と言っても、同じ埼玉県の春日部です。お土産には、

今朝とった菜園の大根。農薬はもちろんのこと有機肥料も何にも

使わず、もみがら炭と腐葉土だけをちょこっと与えて育てた野菜。

なりは小さいけれど、これがめっぽうおいしいのです。


大根おろしにするとひりひり辛くて、味噌汁の実は甘く、

煮付けると大根本来の味が楽しめます。40センチくらいの深さが

確保できれば、マンションのベランダで簡単に作れてしまいます。

みなさんも育ててみてはいかがですか。


この野菜のおいしさのポイントは、タネが固有種だということ。

スーパーや自然食品店などで売られている野菜は、ほぼ100%

がF1種のタネで育てられています。F1種は実っても

一代限り、野菜のいのちがつながらないようになっています。

理由は、穀物メジャーと呼ばれる巨大な農作物生産会社が

タネの販売ビジネスで儲かる仕組みになっているから。


日本の農協も、一種の穀物メジャーと言ってよいかも

しれません。戦後、農協が巨大化する過程で、全国にあった

町のタネ屋さんを駆逐してしまったからです。農家は

農協からタネを買わざるを得ないようになりました。


一代限りの野菜や米は、世代をつないで子孫を残せない

のですから、空疎な作物となり、エネルギーの低い実を付け

ます。当然、味も頼りなくおいしいわけがありません。

こんな作物を日本人は約60年間も食べ続けてきました。


ただ、固有種の野菜の実は形も不ぞろいで、いわゆる規格外

のものがほとんどです。でも中身が違います。子孫を永遠に

つないでゆけるから、野菜が生きている!



「ひぐらし」


ひぐらしは美しい声でひとなきしたら

その生命はすぐに終わってしまうと聞かされた


さざめく ひぐらしたちの声を聞いた

ひぐらしのいのち精一杯の美しい声を

こころを澄まして ありがとうで聞いた


生命は無数にあるけど 

ひとつひとつが大切 全部が大切

いままで さりげなく聞いていたひぐらしの声も

これからは わたしも生命をかたむけて

そのいのちの声を聞こう







Posted by 本宮千照 at 09:27│Comments(0)
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