2008年12月01日

ごめんね 蛙さん

秋の優しい木もれ陽のなか 一匹の蛙さんがぺしゃんこになっていた
車に乗ろうとしたら その蛙さんを見つけて体が震えた

雨の日の夜 車に乗っていると 蛙さんたちが目の前を
ぴょんぴょん横切ってゆく

目をこらして踏まないよう 氣をつけて車を走らせてたけれど
きっと家の前で踏んでしまったらしい

ごめんなさい・・・神さまが地球に降ろした大切ないのちの仲間
もうこの蛙さんはカエルの詩もうたえなくなっちゃった 私のせいで・・・

蛙一匹の生命 みず知らずの蛙だったけど こうして縁して
天に帰っていっちゃった・・・

あなたの生命に 私はどうすることもできないけれど
お祈りだけさせて下さい

あなたが何の罪もつくらず 天に生命をお返しして 
今度生まれてくるときは 今よりもっと進化した生命であること 
草食の生命であること 美しい色と声を持って 
生命を最後まで全うできることを心より祈ります

ほんとにごめんね そして私に生命の尊さを
深く心に知らせてくれてありがとう

あなたの生命を無駄にしないよう 生命の大切さを伝えてゆきたい
虫一匹の生命も尊きもの まして牛さん ぶたさん 馬さん 鳥さん 
あらゆる生命の重みはどうでしょう

お肉を食べるため 一頭の動物の生命を平氣でうばいますか?
空をとぶ鳥の自由を 平氣でうばうことができますか?

すべての生きとし生けるものが 大神さまより許されて存在しています
殺されるために生きる生命はありません

みんなみんな霊的に進化するために いまを生ききってゆくのです
誰もがほんとうは 強く正しく明るく生きてゆきたいのです
どんな形の生命であっても つながる生命のなかで育くまれてゆくのです

人として生かされている奇跡の日々の 何というありがたさでしょう
宇宙とつながる意識を日常にもって 感謝で生きることが今こそ大切です

ありがとう ありがとう ありがとうございます
一匹の蛙さんのいのち 光に向かってのぼっていって
新しい生命につないで 生まれておいで

そして 私を許してほしい
ほんとに ほんとに ごめんなさい



ごめんね 蛙さん
photo by 上條光水



Posted by 本宮千照 at 17:07