2008年06月27日

山紫陽花と愛し子たち

汚れ知らぬ 小さき魂に 山紫陽花の面影重なる
花ひらく 素の心を 保ちつづけてほしい

そのつぶらな瞳に 途方もない 宇宙の叡智が注がれている
純白な心には 珊珊と 神さまの愛が流れている

きらきらした目差しが 暗く沈まないよう 真実の生き方を
神ながらの 食生活を学んでほしい

歪んだ社会に 灰色に染められていかないで 子供たち
殺されゆく 声なき声を感じる心を 閉ざさないで・・・

変幻自在に 微妙に色を変えながら 神々と息を合わせて
美しく咲いている

すべての生命を 我生命とし 私があなたなのか あなたが私なのか
分らないほど心は 紫陽花色に 染まってゆく・・・

花も 木も 動物も 小鳥も 魚さえも 大いなる光を 
この星で 精一杯 放っている

色あせて 散りゆく前に 人の力で奪いとってはならない 神の法則
山肌に 純白に漂う花房は 人の世 写して どのように染まってゆくのか

このまま 透き通って 綺麗にいてほしい
淡い小さな花びらに 全ての平和が集まるとき 生まれしときの和らぎに
命ふるいて 天水の滴ごとに 煌めき放ち・・・
夏の訪れ告げて 花は枯れてゆく

輝やいて 輝やいて 枯れゆくまで精一杯 この星を慈しんで 生ききろう
愛し子たちの花まつり


山紫陽花と愛し子たち
photo by 上條光水



Posted by 本宮千照 at 10:42