2008年04月22日

太陽の広場

よもぎ、なずな、すぎな、たんぽぽ いっぱいの
野草に埋めつくされた素適な風景との出会い。

汚れもない・・・誰もいない・・・ああ、うれしくて、うれしくて
野草たちの背たけになりたくて 小さく座ってみる。

青い香りは生命力に満ちあふれて、透明な森の国へと
誘(いざな)ってくれている。

許されて、手のひらいっぱいのよもぎを頂いた。
小さな虫のお宿になっていないか 注意を払いながら
ありがたく摘んでゆく。

ここは、永遠の光のあたる聖なる宇宙。
ここでの闇はない。何ものも大神さまより与えられた光なる玉の緒を
脅かされることのないまあるいイヤシロチ。

あらゆる生命が生まれるべき時を知って精一杯に息している。
澄んだ音霊流れる心地良い静寂。
ひとつひとつが大いなる意味をもち 根源から生かされている。
そう・・・ここは太陽の広場だから・・・


太陽の広場
photo by 上條光水



Posted by 本宮千照 at 13:00