2008年04月02日

ようやく・・・春・・・

春靄(しゅんあい)ゆらめく雲の上、
純白あかつき燃えて春雪に映える。

天空より妙なる調べが風音と流れてはる麗しい。
春日洛びてふきのとう、愛しみ香り広がり手の中で
ほころび語るのべの詩。

青空に地上から消えた純白よみがえり翼をひらくこぶしの精・・・
春花あふるる野山は、もう間近だと夢のなかにて
咲きほこる神の大輪。

ああ・・・さまざまな生命の息吹きはじまる季節
長き冬にさよならをして
苦しみにさよならをして
ありがたいでいっぱいの春・・・春・・・春・・・


ようやく・・・春・・・
photo by 上條光水



Posted by 本宮千照 at 09:30