2013年12月27日

「ひとつのいのちへ」



「ひとつのいのちへ」



公園で会えた 一本の木を抱きしめて

鼓動を感じてみる

枝の先まで愛おしいよ

木は言った

登る朝日のなかも 闇夜のなかも ずーっとここに居るよ

地球の喜びも悲しみも いつだって ここで感じているさ

クレオパトラとゆう犬の女の子が 膝に駆け上がってきた

愛くるしい瞳で 覗き込む

わたしを知っているの?

こんな こーんないつくしい生命たちの平安を 祈らずにはいられない

クリスマスで どれほどの鳥が無念に鳴いただろう

めぐりを知らない果ての不幸は 終わらせたい

ふと 白鷺が二羽 舞い降り

咎めの闇を 大きく広げた羽で払ってくれた





Posted by 本宮千照 at 13:31│Comments(0)
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