2011年10月20日
「里山から子供へ」
《風と虹の谷の仲間たちへ》
「里山から子供へ」
柳の立ち姿にほれぼれして
まゆみの花の可愛らしさに嬉しくなった
川のせせらぎ たわわに実る柿が日増しに紅くなる
ムラサキシキブの実が鈴なりに
高貴な色を秋の空に広げている
里山の自然に心がなごむ
今日も学校へ行かなかったわが子の提出物を
深まり行く秋の飯能の山間の町を
ゆっくりと歩きながら届けに行った
このことで何を学んでいるのだろう
茜色の空がやさしく語りかけてくれる
いまの学校教育の現状 学校給食の内容
友人関係 学校の環境 いじめ 子供の気持
もし 私に子供がいなかったなら
学校生活は遠い過去として 振り返ることもなかったろう
子供はシュタイナー教育を4年生まで受けて その後
NPO学園に通い 公立小学校へは卒業証書をいただくため
たったの3ヶ月間だった
中学校は地元の那須中学校に2年間通い
そして3月11日の震災と原発事故で飯能に移住した
そして 飯能の中学校に転校してからは
いま ほぼ不登校となった
那須中学校に帰りたがっている子供に
無理にでもいまの中学校に行かせるのは可哀想にもなる
しかし毎朝 行く行かないで親と子は葛藤する
一番 胸がふさがれるのは 子供の瞳が曇ってゆくこと
いまは家庭で時間割を決めて復習を中心に独学している
ゲームに興じる時間がまだまだ長いのだが
笑顔が戻り 楽しそうにしている
勉強の遅れを取り戻すため塾にも通いそうな気配だ
中止していたギターもそのうち弾くようになるだろう
来年進学を希望している自由の森学園の先生たちは
みな温かく 学ぶ気持ちがしっかりとあるならと
子供に接してくださったてありがたい
子供よ もう少し もう少し家の外の自然にも心を開いて
からだを動かし 夜更かしをせず 乗り切ってほしい
あなたの笑顔が一番 元気が一番
いっぱいの愛に包まれて
恵まれていることに気がついてほしい
平安な里山で生かされていることの奇跡を
《はじめも愛で 終わりも愛でありますように》
Posted by 本宮千照 at 09:17│Comments(1)
この記事へのコメント
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Posted by バッグ 銀座かねまつ at 2015年12月15日 12:37