2011年09月17日

「せみのいのちの物語」


「せみのいのちの物語」


《風と虹の谷の仲間たちへ》



「せみのいのちの物語」


樹木の肌に溶け込むように

手が届くところで鳴いているせみ

安心してここにいるの・・・

短い命なのにここで大丈夫なの・・・


透明な緑色が美しい 見るほどに愛しい

暗い土の中で 待って待って 待ちくたびれて

ようやく地上に出て光をさんさんと浴びた


生命の限りに鳴いている

彼らの声が せつなく胸に迫るのはそのせい


大都会のオアシスといえるほど緑の深い石神井公園

ここはわたしの大切な場所になりそう

鳥と虫や多くの生きものたちが主役

わたしたちはそれをただ慈愛の心で

手を出さず見守るだけでいい


「せみのいのちの物語」


地球の息吹と わたしの呼吸と 

生きものたちの喜びの歌 ときめきの語り合い

ただここに生かされて

神さまに大切に育てられている

同じいのちの一線上に等しく結んで

進化の波にゆらぎながら乗っているよ




《はじめも愛で 終わりも愛でありますように》









Posted by 本宮千照 at 00:53│Comments(0)
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