2014年08月20日

「蝉との出会い」


「蝉との出会い」

いのちが尽きそうな蝉が さかさになって 道でもがいていた

おもてにかえし ここは危ないよと 手を差し伸べると

躊躇しながらも そっとのってきた

草むらの端に 静かに下ろし もう少しがんばって!とさよならした

どのくらい鳴いて どのくらい夏の日差しを浴びたのだろう…

蝉さんのいのちを 精一杯に生ききって 誰にも知られず

あるその日に 大地に還ってゆくのでしょう…









Posted by 本宮千照 at 13:19│Comments(0)
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